今度こそ
絶望のどん底にいました。
しかし、私はとにかく動かなければと思いました。
私はすぐにその園を辞めようと決心しました。
親からは「そんなことは社会に出たらいくらでもある。甘すぎる。」「子どもになにもしてあげていない。保育士失格だ。」と批判されました。
私の言う事を全く理解しようとはしてくれず、決めつけられ責められました。
私だって2度もこんなことになるなんて思わなかった。望んでいなかった。
普通の厳しさとは違う、異常さをどうして分かってくれないのか…。
親からの批判にはかなり傷つき、もう保育士や幼稚園教諭として働くこと自体をやめてしまおうかと考えました。
しかし、親友が私の気持ちを受け止めて励ましてくれたおかげで前を向く事ができました。私の恩師も味方をしてくれました。
親には真っ向から自分の考えを言い、全て自分の責任で行動すると伝えました。
そして、知人が紹介してくれた会社で求人を見つけてもらいました。
新しい園の採用試験を受けて内定を頂く事ができ、ギリギリ4月入職に間に合いました。
本当に人の縁に助けられたと思います。知人や親友、恩師に心から感謝しました。
同時に最悪な事もありました。
前の園を私に紹介した会社の担当者が個人情報を漏洩したため、トラブルになりました。
保育の仕事を専門に扱うかなり有名な紹介会社なので利用されている方はかなり多いはずです。なのに、きちんと園の情報を把握していなかった事にも驚きです。
こちらの条件は最初にきちんとお伝えしたにもかかわらず全く内部事情を知らない園を紹介されたのです。にも関わらず私が辞めたことに腹をたてたのか不機嫌な声で電話をして来る、あろうことか、個人情報が全く守られなかったなんて…。担当者が復讐のつもりであえてそんな事をしたのなら絶対に許せません。その会社にはきちんと報告させて頂くつもりです。
もう二度とその紹介会社は使いませんし、人にすすめることもしません。
色々ありましたが、これできちんと自分の道を選ぶ事ができました。
我慢しようとしなくて良かった。
周りに責められながらも決断、行動して良かった。
今そう思うことができました。
同じように悩まれている方がもしこれを読んでいるなら、どうか自分を犠牲にしないでください。
自分のために行動することは、決して悪いことではありません。
保育士や幼稚園教諭として働いて生きていきたいと思うなら、心が壊れてしまう前に逃げてください。
周りから責められても、それを受け止める必要はありません。
どんなに失敗しても前向きに行動していれば、良い園にきっと巡り会えるはずです。
あなたを必要としている素晴らしい園はかならずあります。
そして、間違っている事を見つけたら子ども達のために声をあげてください。
日本の保育の現状は、少しずつでも変わっていくはずです。