保育者として私がやるべきこと。
その先生は長く豊かな保育の経験を持つ方で、正真正銘の保育のプロだ。
柔軟で心優しく、私はその先生の言葉に幾度となく励まされ救われてきた。
先生は私の話をしっかり聞いて、話してくださった。
「その保育者はあきらかに間違った保育をしているし、それは許されることではない。あなたの感覚は間違っていないし、それを無くしてはいけない。」
「しかしどの園にいってもそういった保育者はいる。」
「同期の仲間がいたり、園長が味方をしてくれるのはまだ救いがある。園長が本当に園を変えていきたいと思っているなら力を貸してくれるはず。」
「保育園に連絡しても、この子は不満があったらすぐ辞める子なんだと思われる可能性がある。」
「あくまで私の意見だけど、とりあえず1年間頑張ってみるのはどうだろう。それで本当にダメだとおもうなら辞めればいい。幼稚園なら他にもたくさんある。そこでの経験も決して無駄にはならない。」
「あなたなら得意なことを活かしながら頑張れるのではないか。」
「疑問や不満があれば私がいつでも話を聞くから。」
そうだ。まず1年間頑張ってみればいい。本当にダメならそこで辞めればいい。
先生の言葉で私の心は軽くなった。
そして決意した。
私の頑張りで本当に変えていけるかわからないけれど。
どこまで頑張れるのかまだわからないけれど。
やってやる。
大切な子ども達のために、まず私が頑張ってみよう。